医療的ケア児の母が働く新体験型カフェ「CAFE de CHILL MILL」、仙台でオープン

by katzaota · 公開 2024年4月18日 · 更新済み 2024年4月18日

仙台市泉区に位置する新しいカフェ「CAFE de CHILL MILL」が、2024年4月30日にオープンすることが発表されました。このカフェは、医療的ケアが必要な子どもを持つ母親たちが働くことができるよう特別に設計されており、地域社会への積極的な貢献が期待されています。

「CAFE de CHILL MILL」は、自分でコーヒー豆を挽いたり、ドリップコーヒーを作ったりすることができる体験型カフェとして設計されています。また、焙煎体験も提供しており、訪れた顧客にコーヒーの製造過程を身近に感じてもらうことができます。さらに、ホットサンドを作る楽しみも提供されており、訪れた人々にはキャンプ気分を味わってもらえることでしょう。

このカフェは、社会福祉法人あいの実によって運営されており、カフェはあいの実が運営する福祉施設の隣に位置しています。母親たちは、24時間体制で子どもの世話を行う必要があるため、就労の機会が限られがちですが、このカフェはそのような母親たちが働く機会を提供することで、彼女たちの社会参加を助けることを目指しています。

オープン日は2024年4月30日で、営業時間は10:30から17:30までです。月曜日は休業となります。カフェでは、アウトドアアイテムを利用した様々な活動を楽しむことができ、自然を感じながらの食事が楽しめます。これらの体験を通じて、母親たちは調理よりも体験のサポートに集中でき、それによってより多くの就労の機会が生まれます。

カフェの開店に向けて、現在スタッフは研修を受けており、その中には「最後のチャンスだと思って」、「働こうと思えただけでも幸せ」、「採用してくださるとは、夢のよう」といった希望に満ちた言葉を口にする母親たちがいます。これらの言葉からは、新しい職場での勤務への期待と希望が感じられます。

「CAFE de CHILL MILL」は、地域社会の問題に対して実際的な解決策を提供するモデル事業としての役割も担っています。このプロジェクトによって得られるデータは、他の企業や店舗、団体にとって有益な参考となり、より多くのファミリーが支援を受けられるよう働きかけるための貴重な情報となることでしょう。

この新しいカフェに対するさらなる情報は、公式ウェブサイトやインスタグラムのページで更新されています。地元のコミュニティだけでなく、広く一般の支援を得て、多くの人々がこの新しい試みを体験し、支援することを心から願っています。社会福祉法人あいの実のプレスリリースから画像と店舗概要を引用。