CSR（生物多様性）に力をいれるデベロッパーの新商業施設OPEN

東急不動産株式会社が取り組む商業施設の先進性には最近目をみはるものがあります。表参道原宿東急プラザのビオトープは生物多様性を意識したつくりになっていたり、あの都会で環境配慮をしたつくりを取り込むという点はとても素晴らしいと思います。その東急不動産株式会社がまた新たな商業施設をOPENさせました。

二子玉川にキュープラザを開業されました。キュープラザは東急不動産株式会社がすすめる商業施設の中でも「個性あふれる街にふさわしいショップを集めた都市型商業施設」と位置づけられているようです。この新たなキュープラザですが、こちらも世田谷の生物多様性に気を使いながら、在来種の草花を建物の随所に配置することで自然との共生を意識されています。

商業施設ができるCSRは色々とあります。例えば消費者課題や労働そして人権など色々あります。でもわかりやすく、関係する消費者・出店事業者などから見てわかりやすいのはハード面で環境に配慮することです。そこを徹底されていて、他のデベロッパーと差別化が出来るほど先進しているのが東急不動産株式会社の商業施設だと思います。

環境以外でもCSRに意識をした商業施設がどんどん生まれてきたらいいのになと最近おもっています。以下、東急不動産株式会社のプレスリリースより抜粋。

二子玉川に、また一つ、心地よく過ごせる場所が誕生
「キュープラザ二子玉川」 ２０１７年４月２８日（金）開業
豊かなライフスタイルを提案する４店舗が二子玉川エリア初出店！

東急不動産株式会社（本社：東京都港区、社長：植村 仁）は、世田谷区玉川二丁目にて建設中の「（仮称）玉川二丁目計画」の施設名称を「キュープラザ二子玉川」と決定し、２０１７年４月２８日（金）に開業することをお知らせいたします。

「キュープラザ二子玉川」は、当社が展開する都市型商業施設ブランド「キュープラザ」の４番目の施設となり、『豊かな空間・時間を感じる』をコンセプトに施設づくりを進めてきました。

都心にはない自然に育まれた街並みや利便性の高いショッピングエリアの発展が進み、憧れの街であり続ける二子玉川で、周辺の施設や自然とも調和しながら、気軽に楽しめるアクティビティや、開放的なテラスで楽しむ食事やカフェタイムなど、二子玉川を訪れる方々に日常生
活の広がりと魅力的なライフスタイルを提供してまいります。

建物自体も、ガラスファサードやテラス、ドライエリア、吹き抜けなど“開放感”を重視。目新しさだけでなく、二子玉川エリアの方々にいかに心地よく上質なライフスタイルを提案できるかにこだわった店舗構成で、長く愛される商業施設となることを目指します。

出店する４店舗すべてが二子玉川エリア初出店の魅力的な店舗です。路面店には２フロア約３１５坪という都内屈指の大型店舗で展開するアウトドアショップ『ｍｏｎｔ－ｂｅｌｌ』、開放的なテラスからの眺めとともにお好きなマリネを存分に楽しめる「セビーチェバー」や本場ナポリから取り寄せた日本最大級のピザ釜で焼き上げたピザを楽しめる新業態のカフェ『ＣＨＩＣＡＭＡ』、４メートルの高さのクライミングウォールをそなえ、初心者から上級者までが楽しめるボルダリングジム『Ｃｌｉｍｂｉｎｇ Ｇｙｍ Ｆｉｓｈ ａｎｄ Ｂｉｒｄ』、開放的なテラス席などで本格エスニック料理を楽しめる『ＡｓｉａｎＢｉｓｔｒｏ Ｄａｉ』の旗艦店が出店します。

開発コンセプト：「豊かな空間・時間を感じる」～日常生活に広がりと奥行きを～

施設計画
■空間構成：随所に自然を取り入れ、環境と調和して、二子玉川エリアの自然をつなぐデザイン
等々力渓谷や多摩川など、自然が豊かな二子玉川エリアに位置する本施設では、土地本来が持つ自然の豊かさを感じることのできる空間づくりを行うことで、周辺環境との調和を重視しました。空中階のテラス空間や地下のドライエリア空間、屋外階段周辺を広く計画し、随所に自然を取り入れた空間づくりを行っています。また、植栽は日本の原風景や世田谷区の生物多様性にも配慮し、元々日本にある在来種山野草を組み合わせ、建物の随所に植栽を配すことで、建物と植物が共生し自然をつなぐデザインとしました。

■外装デザイン：かつてあった鉄道の風景をモチーフにして、歴史をつなぐデザイン
キュープラザ二子玉川が開業する場所は、当時、玉川電気鉄道の終着駅であった玉川駅のすぐそばに位置し、二子玉川の歴史を作った重要な路線であった砧線が分岐していた場所でもあります。本施設の建物は、レールによってフレームを組み、枕木をパネルとしてはめ込むことでファサードを構成しています。レールや枕木といった昔からある親しみやすい素材を使うことで、かつてあった鉄道の要素を積極的に取り入れ、どこか懐かしさや親しみを感じつつも、新しい気分が味わえるデザイン、そして訪れる人たちのみではなく、広く地元の人たちからも愛されるようなデザインを目指しました。