実店舗への警鐘 2021.04.07 我々は数十年にわたり商業施設におけるテナント(店舗)開発の仕事を請けおってきた。店舗を誘致することで、商業開発ビジネスの一端を担うのはもとより、ユーザーに喜んでいただける店舗は何処か?商圏を調査したうえで試行錯誤しながらも大義をもって出店依頼の交渉に行ったものだ。オープン当日は、どの業種でも多く
アピタテラス横浜綱島へ行ってみた 2018.04.23 今、ドン・キホーテとの共同業態への既存店リニュアルで話題のユニー・ファミリーマートホールディングス、関東では大口、座間と神奈川の2店舗がダブルネーム「ドン・キホーテUNY」でオープンした。とりあえず客数は倍増、売上も好調に推移しているようだ。今までいなかった20代~30代の客層が
築地と豊洲のミライ 2017.09.07 昨年の8月末、築地市場の豊洲移転計画がペンディングになってから一年が過ぎた。その間、市場の方々は、日々の生活の為に働きながらも、複雑な心境であったとお察しする。あげくに、予想通り、予定通り、豊洲は進む。で、築地は???といえば。『はい、両方やりますよ、決定です』
施設と店舗の共存共栄を形にする仕事 2017.08.01 先般、某GMSのフロアリニューアルにあたってテナントリーシングの依頼を受けた。メインフロアのアパレルやバラエティショップなどのいわゆる物販店をメインフロアから減らし(上層階に移動もしくは退店)大きな空間を作りそこに「食」をテーマにした食物販・ファストフード・産直野菜などのテナント群を入れ込み集客を増
出店計画書の書き方3 仕入れチャネル 2017.07.18 お店を出すということはマーチャンダイジング(商品)を揃えるということになります。飲食店ならばメニューを揃えるということになります。商品を揃える上で3つの重要なポイントがあります。それは、 仕入原価 価値がある商品 安定的な供給それぞれ重要なポイントであり、同時にその店舗
出店計画書の書き方2 コンセプトメイキング 2017.07.16 出店計画書に限ったことではありませんが、全ての企画書はコンセプトが重要な役割を担います。コンセプトと言うものは、建物で言うと大黒柱や構造壁のことです。それがないと建物が成り立たないような要点になります。出店におけるコンセプトも同じです。コンセプトがないお店はお店として成り立たない可能性もあります。
老舗店の葛藤 伝統とトレンドをコントロールできない商業環境 2017.07.11 先日、100年以上続いている和菓子専門店の常務とお会いする機会があり色々とお話を伺った。その中で「うちは古いだけの印象なのか何十年もお付き合いしてきた鉄道系商業デベロッパーから退店要請がきたんだよね。御贔屓にしていただいているお客様も多くいらして近隣に店舗を至急探さな
SCの将来を憂う 2017.07.10 近年のRSC開発競争により地域によってはRSCのオーバーストア状態が生まれている。同質化によって勝者なし、テナント各社にとっては厳しい状況が生まれている。SC先進国の米国の近年の状況を見るまでもなく空き区画が増加して行くだろうこと、SCが弱体化する事は想像に難くな
長寿社会の商業施設に関する考察 2017.07.09 殆どの人は、自分で思っているよりも、恐ろしいほどの速さで年を重ね、身体の衰えにこんなはずじゃなかったと思う日が必ず訪れる。自分を顧みても、高齢者の括りに仲間入りするつもりは微塵もなかったが、ついに時は来た。来たものは仕方がないので、自分目線で同世代が楽しめる施設を探してみた。そもそも、これか
出店計画書の書き方1 はじめにの書き方 2017.07.04 店舗を出店する上でまず大切になるのは出店計画書を書くこと。出店したいです。こんなのやりたいんです。って誰かに話しても、話された相手はその話を社内で説明しなければいけません。そうなると話された相手が社内で説明しやすくなる資料が必要になります。相手が銀行であろうとも、商業施設デベロッパーであろうともそこ