マーケティングの切り口を変えた新業態のZoffが登場
このニュース実は数日前に新聞社を中心として既に発表されているものです。それら記事ではこの業態を株式会社インターメスティックのプレスリリースの本文中にある「女性」というところをかいつまんで、女性向けの店舗をOPEN！みたいな書き方をしていました。しかし、このプレスリリースを読む限り、株式会社インターメスティックは新たな取組をいくつか行っています。
１）IT導入による顧客の離脱を防止
ITを導入することで待ち時間を可視化したり、スマートフォンで確認できるようにすることで消費者を待たせない仕組みづくりをすることで待ち時間による顧客離脱率を抑えるという試み。
２）ファッション感度の高い層向けのMD開発
ルミネエストの店舗は確かに女性向け店舗が多く利用者も多くが女性であることは明白ですが、同時にこのルミネエストの店舗はそれぞれファッション感度の高いテナントが多いのも特徴です。ここはダイバーシティ（多様性）を考え、女性のための店というよりもファッション感度の高い市場に向けた厳選されたMD構築を行った店舗の業態開発を実施と考えるべきかと思います。
今後の展開としては１）のIT導入を順次既存のZoffに導入しつつ、２）のファッション感度の高い商品については、販売動向を見ながら売れ筋商品は既存店舗にも導入していくという流れになるかと思います。そうして駅前立地でファッション感度の高い顧客が多い商業施設の店舗に関してはリニューアルをしていく可能性もあるとも考えられます。
今後の同業態、「Zoff MART “ALWAYS IN SEASON”」の展開に注目です。以下、株式会社インターメスティックのプレスリリースより抜粋。
【Zoff】ルミネ限定の新業態店「Zoff MART “ALWAYS IN SEASON”」をオープン
2月24日リニューアルオープンのルミネエスト店でお披露目。ルミネ限定のフレームやサングラスを販売。セルフ受付の導入などで、より快適なお買い物体験を。
メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営する株式会社インターメスティック（本社：東京都港区）はこの度、ルミネ限定の新しい業態の店舗「Zoff MART “ALWAYS IN SEASON”（ゾフ マート “オールウェイズ イン シーズン”）」をオープンいたします。第1号店は2月24日（金）にリニューアルオープンするルミネエスト店で、ルミネ限定のフレームやサングラスを販売します。
ファッションや美容の感度が高い20～30代の女性のお客様が多いというルミネの特徴を意
さらに、新たに開発したサービスの導入で不要な待ち時間を短縮し、より快適なお買い物体験を提供します。
◆店舗に設置した専用iPadや自身のスマートフォンで簡単に受付ができるセルフ受付システムを確立
◆視力測定までの順番待ち状況をスマートフォンで確認できるように
◆測定時、その場でのクレジット決済が可能に
◆メガネの完成をメールで通知
Zoffは今後も、常に新しい商品とサービスを提供し続け、より快適にお買い物いただけるように取り組んでまいります。
